谷本将志の生い立ちと学歴をたどると、今回の凶行の根底に潜む「家庭への憧れと歪んだ執着」が見えてきます。大阪で生まれ、幼少期に両親が離婚。父親のもとで孤独に育ちながらも「自分の家庭を持ちたい」という願望を抱いていたとされます。真面目で勤勉と評される一方、プライドの高さや周囲との不和が影を落とし、やがて女性への強い依存と執着に変化していきました。本記事では彼の学歴や過去の経歴を振り返ります。
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谷本将志の生い立ちと学歴 ― 孤独な少年期から再犯に至る道
谷本容疑者の幼少期~青年期「父子家庭」
- 1990年代初頭:大阪府で誕生。幼少期に両親が離婚し、父親のもとで育つ。
- 学生時代:高校を中退。孤独感が強く、「いつか家庭を持ちたい」という願望を抱くようになる。
- 社会人期:建設現場や運送業などで働く。勤務態度は真面目でリーダーシップも評価されたが、「プライドが高く、仲間と衝突することも多かった」との証言もある。
2020年:今回の事件の5年前にもストーカー「オートロックすり抜け」
今回の事件の5年前、女性につきまとうなどしてストーカー規制法違反などの罪で罰金の略式命令を受けていたことがわかりました。
これらのストーカー行為のポイントは、5年前の事件を除きオートロックをすり抜けていたということです。
2022年5月:谷本まさしの3年前の最初の重大事件
- 神戸市中央区で23歳女性に対するストーカー的殺人未遂事件を起こす。
- 女性宅に侵入し、帰宅直後に首を絞める。
- 犯行中に「好きだ」と1時間以上語り続け、「警察には通報しないで」と言い残して逃走。
- 被害者は軽傷で済んだが、女性への一方的な執着と支配欲が顕著に表れた事件だった。
2022年5月28日、兵庫県警生田署などは谷本容疑者(当時32歳)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕している。報道によれば、谷本は神戸市中央区の女性(23)の自宅マンション前で待ち伏せし、帰宅した女性がドアを開けた瞬間に押し入り、両手で首を絞めた。女性は必死に抵抗して一命を取りとめたが、谷本はその後1時間にわたり「自分がどれほど好きか」を語り続けたとされる。つまり、殺害未遂と異常な愛情表現が混在した“ストーカー型”の犯行だった。
このとき、谷本はすでに女性に接近したり声をかけたりする行為を繰り返しており、周囲には不穏な“前兆”がはっきり見えていた。それでも社会は彼を拘束し続けることなく、3年後に再び惨劇が起きた。
追記:
2022年5月、神戸市中央区の23歳女性を自宅で待ち伏せし、首を絞めながら「好きだ」と語り続ける事件を起こし、殺人未遂で逮捕されました。供述では「殺すつもりはなかった」と述べていますが、今回と酷似するパターンがここでも見られます。
神戸市中央区のマンションで会社員片山恵さん(24)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された谷本将志容疑者(35)が3年前に繰り返し同市内のオートロック式のマンション内に別の女性の後に続いて侵入し、つきまとうなどしたとして、有罪判決を受けていたことが裁判記録でわかった。今回の事件と侵入の手口が酷似しており、兵庫県警は詳しい経緯を調べる。
送検される谷本将志容疑者(24日、神戸市中央区で)
裁判記録などによると、谷本容疑者は路上で見かけた女性に一方的に好意を抱き、2022年1月以降に4回、神戸市内のマンションでオートロック式の扉を開けた女性の後に続いて侵入。5月下旬には建物内から人が出てきた時に入って待ち伏せし、女性が帰宅した際に室内に押し入り、腕を回して首を絞めるなどして3週間のけがを負わせた。
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谷本容疑者は同年9月、神戸地裁で住居侵入、傷害両罪とストーカー規制法違反などで懲役2年6月を言い渡された。再犯が強く危惧される一方、犯行を認めて反省しているなどとして5年間の執行猶予が付いた。判決は確定し、現在は執行猶予中。
捜査関係者によると、今回の事件では、現場マンションの防犯カメラに20日午後7時21分、オートロック式の自動扉から入る片山さんを追うように、谷本容疑者とみられる男がすり抜ける様子が記録されていた。エレベーター内では、片山さんを羽交い締めにする男の姿が住人に目撃されていた。
谷本容疑者の逮捕容疑は同22分頃、同市中央区磯辺通のマンションのエレベーター内で、片山さんの胸などをナイフで複数回刺して殺害した疑い。
県警によると、谷本容疑者は調べに「殺意を持っていたかはわからないが、ナイフで腹部のあたりを1回か2回くらい刺したことに間違いありません」と供述。片山さんについては「全く知らない人だった」と述べ、具体的な接点は確認されていないという。
オートロック式、「共連れ」に注意
マンションの住人らがオートロック式の自動扉から入る際に追随して侵入する手口は「 共連ともづ れ」と呼ばれ、他に住人が外に出るタイミングを狙って侵入するケースもある。どのような対策が求められるのか。
2023〜2024年:社会復帰と再犯への兆候
- 運送会社に勤務し、社員寮で生活。
- 無遅刻・無欠勤で「真面目」と評価される一方、周囲と打ち解けず孤立傾向が続く。
- 父親の介護や祖母の認知症など家庭の重圧も抱えていたとみられる。
- 表面的には社会復帰しているように見えたが、女性への執着性は解消されていなかった。
今回の事件の5年前、女性につきまとうなどしてストーカー規制法違反などの罪で罰金の略式命令を受けていたことがわかりました。
2025年8月19日:事件前日から谷山容疑者の怪しい様子
捜査関係者らによると、谷本容疑者は2022年まで神戸市の建築会社で働き、23年5月頃から東京都内の運送会社に住み込みで勤務。今月17日から21日まで休みを取り、17日、神戸市中央区内のホテルにチェックインした。
複数の防犯カメラ映像には、谷本容疑者が事件前日の19日、ホテルから数百メートル離れた片山さんの勤務先周辺でうろついたり、座り込んだりしている姿が映っていた。20日は午後6時30分頃、勤務先が入るビルの向かい側の歩道から道路を横断してビル内をのぞくようなそぶりを見せ、直後にビルから出てきた片山さんの後をつけ始めた。
2025年8月20日:片山恵さん刺殺事件
- 午後6時半:片山恵さん(24)が勤務先を退社。谷本容疑者が尾行開始。
- 郵便局・スーパーでの買い物中も一定の距離を保ち監視。
- 午後7時21分:片山さんが自宅マンションに到着。オートロックの隙を狙い「共連れ」で侵入。
- エレベーターという密室空間で刃物を突きつけ襲撃。片山さんは胸などを複数刺され失血死。
- エレベーター内で羽交い絞めにされていたという話も。
- 犯行後は冷静に非常階段で逃走し、新幹線で東京方面へ向かう。
事件当日狙いを定めた谷本容疑者は、50分以上も尾行を繰り返していたんだね。
2025年8月22日:逮捕
- 東京都奥多摩町の路上で警視庁に確保される。
- 取り調べでは「刺したのは間違いないが、殺意は分からない」と供述。
- 凶器を事前に用意していたことから、計画性が強く疑われている。
学歴について:出身校は未確認
現在のところ、出身中学・高校・大学についての公的・信頼できる情報は確認されていません。ただし報道によれば「高校を中退し、その後は建設現場などで働いていた」とされており、学歴としては中退が事実とみられます。出身校名については、今後新たな情報が出れば追記が必要です。
たにもとまさし「働きざかりとその評価」
中退後は建設現場を転々とし、2023年5月からは東京都内の運送会社に就職。社員寮に住み込み、無遅刻無欠勤で働き、職場では“リーダー的存在”として評価されました。社長の証言によれば「明るく、事故や違反もなく信頼できる人物」だったといいます。一方で、同僚からは「プライドが高く、馴染めない性格」との声もあり、人間関係に複雑さを抱えていたことがうかがえます。
追記:
逮捕翌日の8月23日、運送会社社長が取材に応じた。
「谷本君は、うちが就職情報誌に出した寮付きの社員募集の広告を見て面接に来ました。態度がよかったので即採用を決めました。以前、関西の会社で10年以上働いたというので『なんで関東に来たの?』とたずねると、『昔ヤンチャしてて悪い仲間と関係を絶ちたいので東京に来た』と。更生するなら手伝ってあげたいと思い採用しました。
ただ履歴書に千葉のほうの会社を3か月で辞めたと書いてあり『上司と折り合いが悪かったので』と言ってました。犯罪歴も『逮捕とかありますか?』って聞くと『ありません』と答えました。こちらとしては信じるしかないです。犯罪歴も履歴書に書いていないし」(社長)
社長は谷本容疑者のドライバーとしての勤務態度は「めちゃくちゃまじめで、お客さんからのクレームもゼロ。後輩の面倒もよくみていた」「同僚からは『谷ヤン』『谷本さん』と呼ばれ慕われていた」と話す。
ギャンブルなどもせず目立った女性関係もナシ、休日は都内の社会人バレーボールチームに所属し、子どもたちの面倒をみる一面もあったというが、生活は安定していなかったようだ。
「彼は月30万くらいの円給料を受け取っていました。ここの寮費は3万5千円で、彼はギャンブルもしなかった。でも毎月5万円を前借りさせてほしいと言ってきたので理由を聞くと『親の療養費に使い、サラ金から300万円くらいの借金がある』」と言うんです。
それで僕の顧問弁護士の勧めで自己破産手続きを始めました。それが入社半年後から8カ月ほど後のことで、まだ自己破産はできていません。
あと今年の正月にも一度無断欠勤をしました。実家に帰ると言ってたんですが、正月休みが終わっても出てこないので電話すると『おばさんが入院している』『両親の面倒をみている』とか言いました。それから、以前10年ほど勤めた会社から『戻ってきてくれ』って言われたらしく、その気になっちゃったんでしょうね。だからいつ辞めてもおかしくないなとは思っていました」(社長)
谷本まさし容疑者は無差別ストーカー
谷本の犯行は、特定の恋愛関係から生じたものではなく、無理やり対象女性を「好きだ」と言い募る、一方的な執着に基づいていた。つまり、本人の頭の中で作り上げた“関係性”を根拠に行動する無差別型ストーカーであり、被害者側に防ぎようがなかったと言える。
こうした加害者は、未遂で終わっても「殺意なき好意の延長」として軽く処遇されがちだ。しかし実際には、未遂段階こそが最大の警鐘だった。厳罰や強制的な治療措置がとられていれば、今回の犠牲は防げた可能性が高い。
2025年8月20日の犯行
午後7時20分頃、マンション住人から「エレベーターで男が女性を羽交い締めにしている」と通報があり、モニターに映る惨事は住人を戦慄させました。片山恵さん(24)は6階エレベーターホールで倒れており、搬送先で死亡。司法解剖の結果、死因は胸部を複数回刺されたことによる失血死でした。
当日の行動は計画的でした。片山さんを退社直後から尾行し、マンションではオートロックの隙を突いて侵入。エレベーター内という密室空間で襲撃に及び、逃走は非常階段を選んで冷静に立ち去りました。わずか数分の間に追跡・侵入・殺害・逃走を完了させる計算高さが浮き彫りになります。
たにもとまさしの事件の証拠と逮捕劇
現場近くの駐車場で、血の付いた刃渡り15センチの刃物が発見され、DNA鑑定で被害者の血液と一致しました。事件後、谷本容疑者は新神戸駅から新幹線で東京へ移動し、8月22日に東京・奥多摩で確保。警察の連携捜査が功を奏しました。
2022年と2025年、2度にわたる似たような犯行は、個人の資質だけでなく、司法の甘さや再犯防止体制の欠如を示しています。ネット上でも「凶器を持ちながら“殺すつもりはなかった”は矛盾」「制度の甘さが悲劇を繰り返させた」と批判の声が広がっています。
まとめ
孤独な生い立ち、未確認の学歴背景、職場での評価と孤立、そして前科。谷本将志容疑者の歩みは、再犯防止の課題を社会に突きつけています。この事件は、被害者の尊厳を守るためにも、司法と社会が真剣に制度を見直すべきことを強く示しています。
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