岡山市北区吉備津にあるセピアは表向きにはセピアライブという音楽ライブをしたり
ミュージカル劇団(劇団てんとう虫)を作って、ミュージカル活動をしているが、
その実態は新興宗教団体である。一般社団法人を取得しているようだが、一般社団法人は書類審査と登録料金数万円で簡単に取得できる。
NPO法人の方がはるかに取得が難しい。セピアの建物の道路側はてんとう虫プラザという名称でイベント等をしているが
、その後ろの本館の2階には彼らが信仰する天地創造神ラームを祭っている40畳ほどの部屋がある。天道という名称で、世界終末思想を唱える宗教で、
元は中国から渡ってきた。中国では第二次大戦のときカルト教団として中国政府より弾圧を受けた残党が台湾に逃れ、その一派が日本に渡ってきて広めた宗教である。

世界の終わりの時、この宗教団体から三宝をもらっていれば、肉体は死んでもお釈迦様やキリストなどの聖人がいるところに帰れるというのが教義である。

このセピアの創始者は赤沢繁利という男で、30年ほど前に神戸でこの天道と出会い、会員となるのだが1年ほどでトラブルを起こし、
そこを追い出されて岡山に帰ってきてなんと自分こそ天道の真の後継者であるとしてセピア会を立ち上げたのだ。

吉備津以外にも岡山空港近くの三和(みと)地区に第2セピアがあり、ここにはミロク像や観音像や地蔵像を置いてあり、ゴマ供養もしている。

赤沢繁利は自称「救世主の使い」である。天にいる真の救世主と唯一会話ができ、メッセージを受けることができるのは自分だけだと言ってみんなをだましている。

この赤沢という男、非常に狡猾で、神戸にいたときに手に入れた書物を大量に持ち帰り、これを写したり、あるいは暗記してみんなの前で書いたりして神からメッセージ
を受け取っているように演じている。以前、どこにも世に出ていない本を神の命令でかいたと自慢していたが
、実は その本はとっくの昔に本物の天道から世に出版されていたのだ。その本をどこからか手に入れた赤沢は、セピアの人間はだれも知らないと思って、この世に初めて降ろされた貴重なメッセージだといって自慢していたが
その本を持っていた者がいて、うそだとばれてしまった。